ミニチュアダックスフンド

ミニチュアダックスフンドがご飯食べない時の原因と対処法

ミニチュアダックスフンドは食欲旺盛な犬種ですが、

元気があるのにご飯を残すようになったり、

ご飯を食べなくなったりすることがあります。

「なぜ急にご飯を食べなくなったの?」

「どこか体の調子が悪いのが原因?」と悩む飼い主さんが多いです。

ご飯を食べないときは、原因を見つけてすぐに対応してあげたいですよね。

そこで今回は、犬の管理栄養士として多くの飼い主さんから

食事のご相談を受けている僕がご飯を食べない理由と対処法をご紹介していきます。

ミニチュアダックスフンドの特徴

短い手足と長い胴が特徴のミニチュアダックスフンド

元々は、アナグマやウサギを捕まえる猟犬として活躍していました。

その頃の名残で、吠えやすく、運動量が多い犬種でもあります。

運動が好きなミニチュアダックスフンドは、

運動量が足りないとストレスが溜まり、

吠え癖や噛み癖の原因になることがあるので、毎日の運動が大切です。

毛色が豊富で、単色のレッドやイエロー、ブラック、

2色のブラックタンやチョコタン、ブラックやグレーに

白やグレーの班があるダップルなどがあります。

ミニチュアダックスフンドの性格

ミニチュアダックスフンドは3タイプの毛質があり、毛質によって性格が異なります。
ロングコートは人懐っこくて大人しい性格、

スムースコートは明るく警戒心が強い、

ワイヤーコートは気が強く頑固な性格をしています。

賢く自立心が高いので、子犬の頃からしつけをしっかりしておきましょう。

このような特徴や性格が、

ご飯を食べない理由に関係することがあるので、参考にしてみてください。

それでは、ミニチュアダックスフンドがご飯を食べない理由と対処法を見ていきましょう。

ミニチュアダックスフンドがご飯を食べない理由は?

ミニチュアダックスフンドがご飯を食べなくなる理由は次の6つがあります。

・ストレス
・わがまま
・フードや食事量が合っていない
・食事環境
・老化
・病気

それぞれの理由と対処法を詳しく解説していきます!

ご飯を食べないときは、当てはまるものがないか確かめてみてください。

その1:ストレス

警戒心が強いミニチュアダックスフンドは知らない人が家に来た、

家の周りで工事が始まって大きな音がするようになったなど、

慣れない環境にストレスを感じることがあります。

他にも次のようなことがストレスの原因になることがあります。

・引っ越しや旅行、家族が増えたなどの環境の変化
・長時間の留守番や留守番の頻度が増えた
・飼い主さんとのスキンシップが減った
・トリミングやペットホテルなど慣れない場所に行った
・飼い主さんに叱られて落ち込んでいる

ストレスが原因で病気になることがあるので、早めに対処してあげることが大切です。

ストレスの原因を見つけてあげる

ご飯を食べなくなった日以前に、

環境の変化やストレスの原因になりそうなことがなかったか、

確認してみてください。

原因が分かれば、ストレスの原因を取り除いてあげたり、

ストレス解消してあげたりできるので、

まずはストレスの原因を見つけてあげましょう。

遊ぶことが好きなミニチュアダックスフンドは、

一緒に遊ぶ時間を増やす、お散歩に行くなど、

飼い主さんとの触れ合いでストレスが解消できます。

その2:わがまま

おやつのあげすぎは、ご飯を食べなくなる原因になってしまうかもしれません。

おやつは嗜好性が高いものが多いので、

おやつばかりあげてしまうと、

「ご飯よりおやつのほうが美味しい!」と覚えてしまいます。

そうすると、ご飯を出しても食べない、食べても残すようになります。

また、おやつだけでは栄養が偏ってしまうので、健康にも良くありません。

おやつは、喜んで食べてくれるからついあげたくなりますが、

1日に与える量を守ってあげるようにしてくださいね。

ご飯の与え方を工夫してみる

ご飯を出して、20〜30分経っても食べないときは、お皿を下げるようにしましょう。

そして、水分はしっかり摂って、

次のご飯の時間までおやつもご飯も与えないようにしてください。

これを2〜3回繰り返すと、お腹が空いて食べるようになります。

他に症状が出ていないか、体調に変化がないか注意しながら様子を見てあげましょう。

ミニチュアダックスフンドは賢いので

「ご飯は出されたときに食べないといけない!」と覚えてくれます。

なお、子犬や老犬、持病がある犬は、ご飯を食べない時間が長くなると、

体調を崩す原因になることがあるので注意が必要です。

その3:フードや食事量が合っていない

フードの粒の大きさや硬さ、香りなどが合っていない場合や好みでない場合に、

ご飯を食べなくなることがあります。

ミニチュアダックスフンドは小型犬なので、

粒が小さいフードが食べやすいと思いますが、

中には少し大きめの方が食べやすい子もいるので、

愛犬に合ったものを選んであげましょう。

また、ご飯をよく残すようになったときは、食事量が合っていない可能性があります。

食事量は、体重や年齢、運動量などによって異なるので、

与える量が愛犬に合っているか確かめてみてください。

フードや食事量は愛犬に合ったものを選ぶ

フードが合っていない場合は

「食べなくなったフードの何が合っていないのか?」見直してから、

新しいフードにしたり、少量のお試しを利用したりしてみてください。

フードを変えるときは、今まで食べていたフードに少しずつ混ぜて、

徐々に新しいフードに切り替えていきましょう。

また、フードの保存はしっかりしないと、酸化して味が落ちてしまいます。

それが原因で、ご飯を食べなくなることがあるので酸化しないように保存しましょう。

フードを変えてもなかなか食いつきが良くならない場合は、

フードにトッピングをしたり、手作りご飯にしたりするのもいいですね。

その4:食事環境

お皿の高さや形、食べる場所などの食事環境が

ご飯を食べない原因になることがあります。

お皿を選ぶときは、マズルの長さや体の大きさを考えることが大切です。

マズルが長いミニチュアダックスフンドは、

浅いお皿だと食べづらく、上手く食べられません。

また、ミニチュアダックスフンドは音に敏感なので、

騒がしい場所や外の音がよく聞こえる場所を

食事場所にするのは避けるようにしましょう。

ミニチュアダックスフンドに合った食事環境を整える

ミニチュアダックスフンドは、

マズルが長いので、深いお皿を選んであげましょう。

さらに、お皿が安定するように滑り止めを付けたり、

お皿のスタンドを使ったりしてあげると食べやすくなっていいですね。

ご飯を食べる場所は、静かに落ち着いて食べられるところを選んであげてください。

その5:老化

シニア犬になると

「今まではよくご飯を食べていたのに、食べる量が減ってきた」と

いう子が多くなってきます。

その理由は、老化による代謝や消化機能の低下、運動量の減少などで、

食欲や食べる量が減ってくるためです。

特に代謝の低下は、太りやすくなるため、

椎間板ヘルニアになりやすいミニチュアダックスフンドは注意が必要です。

シニア犬に合ったご飯を与える

食べる量が減ってきたら、少量でも栄養がしっかり摂れる食事に変えていきましょう。

例えば、シニア犬用のフードに変える、フードに好きな食材をトッピングする、

ふやかして柔らかくするなど、食べやすいように工夫してあげましょう。

また、健康に必要な栄養を手作りご飯で摂取することもできます。

消化機能が低下すると、1回で多くの量を食べられなくなるので、

与える回数を増やして、1日3〜4回に分けてあげると負担がかからないのでいいですね。

その6:病気

ご飯を食べないことに加えて、

次のような症状が出ている場合は、何らかの病気が原因かもしれません。

・嘔吐や下痢
・元気がない
・水を飲まない
・触ると嫌がったり痛がる

嘔吐や下痢をしたときには、色や量、状態などをメモや写真に記録しておくと、

獣医さんに詳しく伝えることができます。

様子見せずに動物病院に行く

ミニチュアダックスフンドは、椎間板ヘルニアになりやすいです。
腰の痛みで食欲が無くなることがあるので、

ご飯を食べなくなったときは、腰を触ってみて痛がっていないか、

歩き方がおかしくないか確認してあげてくださいね。

他に症状が出ているときは、すぐに治療が必要な場合があるので、

様子見はせずに獣医さんに診てもらいましょう。

まとめ

ミニチュアダックスフンドがご飯を食べないときは、

他に症状が出ていないか、痛がっているところがないか確認してあげてください。

元気があってご飯を食べない場合であれば、原因を見つけて早めに対処しましょう。

他にも、ご飯のあげ方を工夫してみるのもおすすめです。

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