愛犬が急にご飯を食べなくなると心配になりますよね。
実は、ヨークシャー・テリアがご飯を食べないのにはいくつか理由があるんです。
その理由と対処法が分かれば、すぐに対応してあげられます。
今回は犬の管理栄養士として
600人以上の飼い主さんから食事のご相談を受けている
僕が原因と対処方法を詳しくご紹介していきますね!
ヨークシャー・テリアの特徴
ヨークシャー・テリアは、体が小さく食が細い子が多いです。
また、好き嫌いが多いので、ご飯を食べないときに好きなものばかりあげてしまうと、
わがままで好きなものしか食べなくなることがあります。
しかし、ヨークシャー・テリアは食欲旺盛で、
体が丈夫で長生きする犬種だと言われています。
健康で長生きするために、
ご飯を食べなくなったときには
すぐに対応してあげたいですよね。
それでは、ヨークシャー・テリアが
ご飯を食べないときの理由と対処法を見ていきましょう!
ヨークシャー・テリアがご飯を食べない理由は?
ヨークシャー・テリアがご飯を食べなくなる理由は、次の6つあります。
・ストレス
・フードや食事の環境が合っていない
・わがまま
・成長期や発情期
・老化
・病気
それぞれの理由や対処法についてご紹介します。
その1:ストレスが原因
ヨークシャー・テリアは警戒心が強いので、音や環境の変化に敏感な子が多いです。
どのようなことでストレスが溜まるのか、いくつか見てみましょう。
・引っ越しや旅行、家族が増えたなど環境の変化があった
・留守番をする時間が長い
・飼い主さんとのスキンシップが少ない
・家の近くで工事など大きな音がするようになった
・季節の変わり目で1日の温度差が大きくなった
この他にもストレスの原因になるものはあります。
ご飯を食べなくなったときには、
生活の中で何か変化がなかったか確認してみてくださいね。
対策法
まずは、何に対してストレスが溜まっているのか原因を探してみましょう。
原因が分かれば、愛犬が落ち着いて過ごせる環境を作ってあげたり、
一緒に遊ぶ時間を増やしたりして、ストレスを解消してあげることができます。
ヨークシャー・テリアは、活発で運動が好きなので、
お散歩やおもちゃで遊ぶなどの触れ合いの時間を作ってあげるといいですね。
ストレスが溜まりすぎると、病気の原因になってしまうことがあります。
そのため、ストレスの原因を早く見つけてあげることが大切ですよ。
その2:フードや食事の環境が合っていない
フードの香りや味、粒の大きさ、食感などが合っていないため、
ご飯を食べないことがあります。
また、食器の大きさや高さが合っていない、
ご飯を食べる場所が合っていないなど、
食事の環境が原因であることもあります。
他には、フードが傷んでいる場合でもご飯を食べなくなることがあるので、
フードの保存方法はしっかり守りましょう。
対策法
フードが合っていない場合は、
愛犬に合うフードを探してあげるといいですね。
次のようなことを参考にフードを選んでみてください。
・フードの粒が小さいものにする
ヨークシャー・テリアは小型犬で、
フードの粒が小さいほうが食べやすい場合があるので、
粒が小さいフードを選んでみましょう。
・少量でもしっかり栄養が摂れるフードにする
少食な子は、少量でも十分に栄養が摂れるフードにしてみるといいです。
フードを選ぶときに、どんな栄養素が含まれているのか確認してみてくださいね。
フードを変えるときは、食べていたフードに少しずつ新しいフードを混ぜて、
徐々に切り替えていくことが大切です。
また、ヨークシャー・テリアは遊ぶことが好きなので、
家族が集まる賑やかな場所だと遊びたくなってしまいます。
なるべくゆっくり食べられる所でご飯をあげるようにしましょう。
その3:わがままが原因
ご飯を食べないときに、おやつをあげていませんか?
実は、この行動がご飯を食べない原因になってしまうことがあるんです!
飼い主さんの愛犬への対応によって、わがままになってしまうので注意が必要です。
また、おやつのあげすぎは栄養が偏ったり、
おやつだけでお腹がいっぱいになり、
ご飯が食べられなくなったりします。
おやつは袋に記載されている適切な量をあげるようにしましょう。
対策法
ご飯を出して20〜30分経っても食べないときは、お皿を片付けてください。
そうすると、「ご飯を出されたときに食べないと、ご飯が食べられない!」と覚えます。
いつもどおり元気があれば、
お腹が空いて食べるようになるので、1〜2日は様子を見てみましょう。
しかし、ヨークシャー・テリアは低血糖になりやすいので、
子犬や老犬、持病がある子は注意が必要です。
心配なときは、獣医さんに相談して対応してくださいね。
その4:成長期や発情期が原因
成長期の体の変化や発情期に食欲がなくなることがあります。
どのような変化があるのか、成長期ごとにご紹介します。
・子犬期
子犬期の歯の生え変わりが原因でご飯を食べないことがあります。
歯の生え変わりで、口の中に違和感を感じて食欲がなくなってしまうためです。
・反抗期
個体差はありますが、飼い主さんに反抗してご飯を食べなくなることがあります。
このときにおやつばかりあげてしまうと、
わがままでご飯を食べなくなるので注意しましょう。
・発情期
避妊をしていないメスは発情期があります。
発情期はホルモンバランスが崩れるので食欲がなくなることがあります。
また、メスだけでなくオスも去勢をしていない場合は、
発情期があるので体調に変化がないかよく見てあげてくださいね。
対策法
成長期や発情期でご飯を食べないときは、
無理やり食べさせようとせず、
食欲が出るような工夫をしてあげるといいです。
例えば、
ドライフードをふやかして香りを立たせたり、
フードにトッピングをしたりするのがおすすめです。
工夫をしても食べない場合は、
他に原因があるかもしれないので動物病院で診てもらってくださいね。
その5:老化が原因
歳を取ると、次のような理由で食べる量が減ってしまいます。
・代謝や消化機能の低下
・筋力の低下
・味覚や嗅覚の低下
・歯や口腔内の痛み
・運動量の減少
他にも、歳を取って食の好みが変わり、いつも食べていたご飯を食べないことがあります。
このときには、違うフードをあげてみたり、
手作りご飯にしてみたりするなどの工夫をしてみましょう。
対策法
食べる量が減ってくると、少量でしっかり栄養が摂れる食事に変えることが大切です。
シニア犬用のフードに変えたり、フードにトッピングをしてみるのもいいですね。
老犬は、免疫力が低下すると体調を崩しやすくなるので、
急に食べる量が減ったときは、獣医さんに相談してみてくださいね。
その6:病気が原因
ご飯を食べないときには、体調が悪いのか心配になりますよね。
病気が原因であれば、どのような症状が出るのかを見ていきましょう。
・嘔吐する
・下痢をする
・元気がない
・水を飲まない
このような症状が出た場合は、動物病院で診てもらってくださいね。
嘔吐や下痢をしたときには、色や量、状態などをよく見ておくと、
診察のときに詳しく伝えることができるので、メモや写真を撮っておくといいですよ。
対策法
ご飯を食べないけれど元気はある場合は、2〜3日様子を見ても大丈夫です。
しかし、他の症状が出て元気がないときは、体調が悪く、治療が必要かもしれません。
いつもと様子が違うと思ったら、獣医さんに相談してくださいね。
ヨークシャー・テリアはご飯を1日どれくらい食べるの?
体重や年齢によって食べる量は異なります。
毎日食べる量が違うと、体調不良やご飯を食べなくなる原因になります。
そのため、フードの袋に記載されている適切な量をあげるようにしましょう。
それでは、年齢別に1日どのくらい食べるのかを見ていきましょう。
・子犬
子犬は消化機能が未熟なため、1回に食べられる量は少ないです。
そのため、生後3ヶ月からは1日3回に分けてご飯を与え、生後6ヶ月を過ぎると1日2回に回数を減らします。
子犬は毎日成長しているので、十分な栄養を摂る必要があります。
こまめに体重を測って、体重に合った量のご飯を与えましょう。
・成犬
成犬になると、体の大きさや体重、運動量などよって食べる量に個体差が出てきます。
ご飯の回数は、1日2回で十分です。
成犬になっても、体重に合ったご飯の量をあげることが大切です。
定期的に体重に変化がないか測ってみるといいですね。
・老犬
消化機能が低下するため、1回にたくさんの量を食べるのが難しくなることがあります。
食べる量が減ってきたときは、1日3回に分けてあげましょう。
また、少しの量でも十分に栄養が摂れる食事に変えてあげることも大切です。
まとめ
ヨークシャー・テリアは食欲は旺盛ですが、食が細い子や好き嫌いが多い子もいます。
ご飯を食べなくなると、心配になりますよね。
しかし、ご飯を食べないときは焦らず、理由を見つけて対応してあげてくださいね。
また、フードの選び方やご飯のあげかたを工夫することも大切です。
僕は犬の管理栄養士としてたくさんのわんちゃんの相談に乗っているので、
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